2012/05/18

サウダージな気分

今年のこの地は、雨が多い年だと思う。今日は、一日肌寒い雨だった。ようやく夕方雨上がりに撮った写真がコレ。

田植えのために水を張る水面に写る淡い夕焼けが、とても気分に合ったので、。オーネットコールマンのサイエンスフィクションのジャケットを思い出したのだ。(曲はフリージャズなので、サウダージな気分ではないが、。)

 

この季節も、とても美しい。

 

鏡のように写る風景は、アジアそのもの。麦の文化は水を張らないからだ。工芸ではなく「農芸」と云う言葉があるのかわからないが、生産する過程に生まれる必然的な「美」があると思うからだ。単なる「普通」が、小さな「特別」(付加価値ではない)に変わることへ敏感に感じるのは、僕だけだろか?

 

これも直播き田植えになると、このように水を張る風景がないのかと思うと少しばかり寂しい。そもそも苗代を作る伝統は、日本列島が水の鏡と化す季節で文化そのもののような気がする。手塩にかけた苗を水を張って、田植え作業。ほんの2・3世代前までは、恐らく大多数の日本人が農家出身の多い農業国日本であったに違いなかったが、この稲作文化一連の作業を経験(体験ではない)することは、この現代人には少ないことなのであろう。

いづれ融けて崩れるのだろうか?。それとも棚田的無形遺産に保存されるような立場になるのか。。それはそれで、見近な風景と少しばかり違うような気がする、。

別に否定するわけではないが、産業としての農業の合理化(大規模化)があり競争力(グローバル化)に伴うことへの代償なんだろうか。

どうなるのか、見届けたいと思う。

 

きっとこんな感覚を持つことにあまり意味はない「石ころ」みたいな視点を、サウダージな気分で記してみました。

米・苗・田植え等のことは、次回のブログで記したいと思う。


misakura

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